PROJECTSTORY
プロジェクトストーリー
01
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エシレ
新店舗オープン
「ÉCHIRÉ L’Atelier du Beurre」
フランス中西部のエシレ村で生産されるエシレ バターは、クリーミーな口あたりと芳醇な香りで知られる、A.O.P.認定を受けた最高品質の発酵バターです。片岡物産ではこのバターそのものを販売するだけでなく、エシレ バターをふんだんに使用した焼き菓子やヴィエノワズリを提供する専門店を展開しています。
2023年12月、新たに「ÉCHIRÉ L’Atelier du Beurre(エシレ・ラトリエ デュ ブール)」が東京・麻布台ヒルズにオープンしました。この店舗では“バターのアトリエ”というコンセプトのもと、エシレ バターのおいしさを極限まで引きだした、ここにしかないこだわりの商品を取り揃えました。
お客様が店内に入られてから商品を購入頂き、そしてその商品を味わって頂くまでの全ての瞬間が特別なものになる。私たちはそうした体験をご提供できるよう心がけています。店内では、ヴィエノワズリやお菓子が焼き上げられている姿を目の前で見る事ができ、それらが発する音やバターの香りから生み出されるライブ感を感じて頂けます。他にも、シンプルながらも上質であたたかみのある内装などを通じて、限られたスペースの中でエシレの魅力を最大限に体験していただくために細部までこだわりを詰め込みました。
これからもエシレのおいしさをたくさんのお客様に届けてまいります。
02
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バンホーテン
バンホーテンの新たな挑戦
バンホーテンココアは、片岡物産で最も歴史の長い商品の一つであり、高品質の高級ココアとしてのブランドイメージが広く定着しています。しかし、長年ご愛飲いただいているお客様だけでなく、ココアを普段飲まない方にも愛されるブランドを目指し、私たちは健康志向の商品開発に挑みました。2021年にはお腹の調子を整える水溶性食物繊維「イヌリン」を配合した『腸活ココア』、そして2022年には睡眠の質を高める「GABA」を配合した『快眠ココア』を機能性表示食品として発売。これにより、従来のお客様に加え、新たな層へのアプローチを実現しました。
快眠ココアの開発においては、ココアの「温かく心が癒される」というイメージと、「大人向けの上質な海外ブランド」というバンホーテンのブランドイメージをどのように相乗させるかが重要な課題でした。特に、快眠効果を訴求する商品が多くある中で、「ココアで快眠を得たい」「バンホーテンだから飲みたい」と感じてもらえる商品づくりに力を注ぎました。
その結果、30代から40代の女性のお客様をメインターゲットとしながらも、シニア層や20代のお客様にも幅広く支持いただいております。今後も、様々なお客様に貢献できるブランドとしての展開を続けていきます。
03
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トワイニング
フレーバー ノンカフェイン ティー
「ザ・フルーツ」開発プロジェクト
2022年8月、トワイニングから新たに登場したフレーバー ノンカフェイン ティー「ザ・フルーツ」は、これまでの伝統的な紅茶メーカーというブランドイメージを一新する商品として開発されました。健康志向の高まりとともにノンカフェイン ティーは世界的に需要が急増しており、日本市場でも若い世代を中心に注目されています。
欧米に比べて日本では、カフェインを控えたいと考えたときの選択肢が限られており、顧客ニーズとのギャップが発生していました。トワイニングはその状況に着目し、フルーツの豊かな香りと味わいを備えたノンカフェイン ティーを作り、これまでにない新しい飲用体験を提供することを目指しました。
発売までには、フレーバーや原料の選定から、華やかで手に取りやすいパッケージデザインの開発、アクティブで楽しい印象を与えられるCMの制作まで、徹底的にこだわりました。商品開発を進める中で、ティーバッグへの充填の難しい原料が直前で発覚するなど、課題も多くありましたが、工場と共に試行錯誤を重ねて解決し上市に至りました。
伝統的な紅茶を飲んでくださるロイヤルユーザーの方々も大切にしつつ、より若い世代からの支持も得られるよう、商品開発やブランディングに今後も挑戦していきます。
04
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ワイン事業
ワインのスペシャリストで
あるために
片岡物産のワイン事業は、高品質なワインやワイン用果汁などを、世界中の優良サプライヤーから、国内の大手酒類メーカーやワイナリーに供給しています。長年の経験と国内外のネットワークにより、ワインのスペシャリストとして豊富な知識と情報を誇ります。
私たちの強みは、「ブドウに関することなら何でもやる」という姿勢です。ワインやワイン用果汁だけでなく、ワイン醸造樽やブドウ果実まで幅広く供給し、国内のお客様のニーズに応えています。例えば、ワインの付加価値を高める熟成に使用されるワイン醸造樽のうち、特にフランス産の樽は多くの国内ワイナリーから高く評価されています。このワイン醸造樽を通じて、国産ブドウのみを扱うワイナリーとも強い関わりを持つことができています。
社員がフランスを訪れる際には、現地ワイナリーだけでなく樽メーカーにも赴き、原料となる木の品質や製造状況を確認することで、最適な提案を国内のワイナリーに提供。樽メーカーに日本のワイナリーのワインを持ち込み、一緒にテイスティングを行いながらそのワインのポテンシャルを最大限に引き出す樽の検討をすることもあります。
そのほかにも、小売店と協業したオリジナル製品の開発や、お客様のワインをより多くの消費者にお伝えするための提案といった新規ビジネスにも、ワインのスペシャリストとして挑み続けています。
05
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モンカフェ
アウトドアシーンで広がる
モンカフェドリップコーヒーの魅力
モンカフェドリップコーヒーのブランド認知を高めて新規購入者を獲得することや、既存購入者に新しい飲用シーンを提案することを目的に、当社はアウトドアシーンでモンカフェを味わってもらうための施策を展開しました。
2023年・2024年の春に、キャンプ場での商品のサンプリングや、SNSを活用したフォトコンテストを実施し、「モンカフェ=キャンプにぴったりなドリップコーヒー」というイメージの定着を目指しました。
この施策の背景には、アウトドアシーンでモンカフェを楽しむお客様のSNS投稿が増えていたことがあります。また、施策を検討するなかで、モンカフェの「鮮度を保持する包装」や「どんなカップにも安定してセットできる」という商品特徴が、アウトドアシーンでコーヒーを飲む方にとって大きなメリットとなることも分かりました。施策全体のコピーは「最小限の荷物でおいしいコーヒーを」とし、「お湯とカップさえあればどこでも飲める」手軽さながら、本格的なコーヒーが楽しめることをアピールしました。
モンカフェという商品がドリッパーの構造も含めた商品細部まで、こだわって作られていることをアウトドア関心層の言葉に置き換えて伝えることで多くのお客様からご好評をいただき、さらにはこれまで取引のなかったアウトドア用品店での取り扱いにもつながりました。空気の澄んだ山頂から、普段のお散歩コースまで、屋外でも幅広く楽しんでもらえるモンカフェの魅力を、これからも伝え続けてまいります。