キャリア・チャレンジコース
コンセプト検討から商品設計、デザイン開発まで、商品開発の一連の流れを担う
長田 菜生子 Naoko Osada
2023年入社
トワイニング・ジャパン
※所属・インタビュー内容は取材当時のものです。
トワイニング・ジャパンのプロダクトプランナーの仕事について教えてください。
トワイニング紅茶の様々な商品の開発・商品マネジメントを担っています。具体的な仕事の流れはおおよそ次の通りです。まずはチームメンバーと次期の方向性を話し合い、商品開発のアイデア出し・コンセプトを検討。その後、社内外の関係者やイギリス本社との打合せを経て、商品設計を開始します。資材の検討、デザイン開発、消費者調査、生産サイドとの調整、社内プレゼンなどの工程を経て、商品発売へ。発売後は商品レビューを実施し、改善点や売上拡大につながるブラッシュアップ案を検討します。この一連の流れの中でも、私はこれまで商品デザインの開発を中心に担当しました。デザイン会社や資材会社と連携しつつ試行錯誤を繰り返すことで、デザインを完成させています。
業務の中で重要なことは何ですか?
量販店や高級スーパー、コンビニチェーンなどを得意先とした営業活動を行う中で、得意先ごとの特徴や市場動向、競合他社の状況、さらに嗜好品カテゴリー内における自社商品の位置付けなどを詳細に知ることができました。その経験をもとに、「どうすればトワイニングの商品をもっと浸透・拡大していけるだろうか」ということを、自然と現場目線でも考えられるようになりました。営業活動を経てトワイニングブランド外からの視点を得ることができたので、自身にとってなくてはならない経験だったと思います。
業務の中で難しさを感じるのはどんなところですか?
入社2年目にトワイニング・ジャパンへ配属された当初は難しいことばかりでした。マーケティングそのものを理解することから始まり、商品開発に関わる一連の業務とツールの習得、デザインや生産に関する各関係者とのやりとりなど、すべてが初めての経験で、そのすべてを先輩や上司に一から教えていただき、異動して半年を経た今も引き続き業務に取り組みながら学び続ける毎日です。
印象に残っている仕事を教えてください
配属直後にメイン担当として任されたのは、アドベント ティー カレンダーのデザイン制作でした。本商品は発売されて以降、毎年、楽しみにしてくださっているファンも多いクリスマスの定番商品。「まさか、それを私が!」とプレッシャーを感じる一方で、新しいことが始まるぞとワクワクした気持ちも沸きました。デザインを決めるまでの数か月間は、「より良いものをつくりたい」という一心で何度も試行錯誤を繰り返しました。大変だった分、実際に完成品を見た時はとても大きな達成感を感じましたし、親身にサポートして下さった周りの方々にも心から感謝しています。
面白さややりがいを感じるのはどんな時ですか?
日々やりがいと楽しさを感じながら、業務に取り組んでいます。商品の構想から完成するまでの過程に携わりながら、マーケティングスキルを学んでいけることは、とても面白くやりがいを感じています。また、普段から活発な意見交換が行われ、私自身もターゲット層に近い立場で積極的にアイデアを発信できることも嬉しいです。
仕事で大切にしていることを教えてください。
まだプロダクトプランナーになってから間もないですが、自分がトワイニングを担う一員であるという自覚を持って日々の業務に向き合っています。自分の意志や考えはしっかりと持ちながら、多くの方々と積極的にコミュニケーションをとり、客観的な視点で物事を見つめることを心がけています。
これから挑戦してみたいことはありますか?
お歳暮やお中元などのフォーマルギフトが減少する一方で、カジュアルギフトの需要が高まっている今だからこそ、新しいカジュアルギフトの開発に挑戦したいです。母の日や歓送迎会、誕生日など、贈り合って楽しんでいただけるようなギフトを、トワイニング商品として販売できたら面白いのではないかと思います。
ズバリ、片岡物産の魅力とは?
食に関連した幅広い知見と経験が積めるので、私のように食に関心の高い人にとって、片岡物産は日々楽しさとやりがいを感じられる会社だと思います。少数精鋭体制なので、若い人の意見を大切にしてくれるのも嬉しいです。また、社員の方々は穏やかな人が多い印象ですが、心に熱いものを秘めていて、一人ひとりが商品のことをすごく真剣に考えているのも素敵だなと思っています。
学生時代に熱中したこと
居酒屋とカフェのアルバイトに夢中でした。居酒屋はクラフトビールや自然派ワインを取り扱うお店で、最も長く働いた場所です。ここで、こだわりが詰まった食の豊かな世界や、食を通じての人とのコミュニケーションの素晴らしさを知り、食への興味に目覚めました。片岡物産の存在を知ったのも、たまたま取り扱っているワインのラベルを見たことがきっかけだったので、人生の転機を与えてくれたアルバイト先だなと感じています。また、カフェでは、スペシャルティコーヒーを専門に取り扱っていたので、アルバイトといえども一人のバリスタとしてプロフェッショナルな環境で働かせてもらい、刺激と楽しさに満ちた時間を過ごしました。
休日の過ごし方
お気に入りや気になる飲食店に行くことが多いです。あとは、趣味が多いので、料理、映画鑑賞、ライブ鑑賞、古着屋巡りなど、活発に過ごしています。また、英国Twinings社の人たちとのWebミーティングや、対面でのディスカッションを行う機会があるので、その時により深いコミュニケーションができるよう、オンライン英会話も始めました。