キャリア・チャレンジコース

挑戦を後押ししてくれる環境で、原料仕入から提案・販売まで一気通貫で担う醍醐味を感じて。

Yosuke Oda

2024年入社
食料本部 食品原料部 第1課

※所属・インタビュー内容は取材当時のものです。

食料営業の仕事について教えてください。

食料本部は、食品原料・酒類原料の調達とメーカーへの供給を行う部門です。食料本部の営業の特徴は、海外からの仕入れからお客様への提案・販売まで一気通貫で担う点にあります。私が所属する食品原料部第1課では、製菓や飲料に使われる、チョコレート、ココアパウダー、抹茶などを扱っており、これらの商材を洋菓子メーカー、小売業者、洋菓子店など幅広いお客様に提案し供給しています。

具体的に担当している仕事は?

チョコレートを担当し、商材担当と顧客担当の二つの側面から業務を行っています。商材担当の主な業務は、在庫管理、製品規格書作成、輸入業務です。在庫管理では、欠品や過剰在庫を避けるため、相場や需要動向を見極めながら、必要な量を適切な価格で買い付けています。製品規格書については、必要な情報やエビデンスをサプライヤーから入手して作成します。輸入業務では、関税割当、ラベル作成、法律の適合性についての確認などを行います。一方、顧客担当の業務では、既存のお客様との関係性強化に加え、新商品提案による新規顧客獲得などを通して、売上・利益・販売数量の向上に努めています。

やりがいや面白さについて教えてください。

自分なりのアイデアを活かして商材提案を行えることです。例えばお客様から「ラングドシャの間に挟むチョコレートがほしい」という要望を聞いた際、すかさず当課の原料を使用した試食品を、外部顧問のシェフに作ってもらい、実際にお客様に提案するのもその好例です。このようにお客様それぞれの要望や課題に沿った営業をすると、次の段階の商談へと進みやすくなります。先日も出張に行き、同じ日に大手洋菓子メーカー3社を回っていろいろと提案してきました。お客様の会社規模が大きければ大きいほど、こちらの提案に対する検討期間はかかりますが、受注が決まれば、成果も大きく、やりがいを感じます。

印象に残っている仕事を教えてください。

貿易事務を覚える約4か月の研修が終わって営業に正式配属された直後、シンガポール産チョコレートを新規で取り扱うことが決まり、その立ち上げを担当したことです。当時、カカオショックによりカカオ製品の原料が高騰したため、新規商材の立ち上げに責任を持って務めました。入社1年目から挑戦の機会を得られたことは幸運だったと思います。

その仕事で大変だったことやエピソードはありますか?

貿易・法律の知識がまだ浅い中で、貿易実務、法律への適合性の確認など、輸入前の様々な準備を行う必要があり、最初は難しさを感じました。しかし、周りの先輩方のサポートのおかげで、無事通関を切ることができました。思い出深いのは、入社2年目の6月に任された、製造工場を見学するためのシンガポール出張です。元々、英語を使って仕事がしたかった私にとって、海外のサプライヤーと英語でコミュニケーションを取り、今後の取り組みや問題点についてディスカッションできたことは貴重な経験となりました。

仕事で大切にしていることは?

お客様と当社がともに利益を得られる「win-winの関係」を構築することです。受け身のビジネスでは、真の意味でお客様から求められる存在になることはできません。お客様が希望する条件・懸念点・ニーズなどを聞き出した上で、それに沿った商品提案を行い、双方がwin-winになるようなビジネスを展開してこそ、持続的な関係が築くことができると考えています。そのため日々の営業では、お客様に、カカオ相場の説明や、新しい価格帯、新しいテイストのチョコレートの提案などを通じて、「一緒にビジネスを行うメリット」を感じていただけるよう心がけています。

今後の目標について教えてください。

直近の目標は、当課が扱うバンホーテンのチョコレートやココアパウダー、新規で始めたシンガポール産チョコレートなど、幅広い商材の提案を通じて、新規顧客を獲得することです。中長期的には、自らサプライヤーを探し、商材を輸入・輸出、国内外で販売するスキームを構築できる営業を目指しています。そのために営業力、貿易や市場に対しての理解度をさらに深めていくとともに、挑戦するマインドを持ちながらスキルアップしていきたいです。

ズバリ、片岡物産の魅力とは?

限られた人数でビジネスを展開しているため、若手時代から大きな仕事を任せられ、かつ自由なスタイルで営業ができることが魅力です。私は入社前から「海外と関わる営業」を希望していて、入社後、それが叶えられています。これほど早く希望に直結した経験を積める環境は貴重であり、若手のうちから主担当として活躍したい人にとって片岡物産は最適な会社だと思います。

学生時代に熱中したこと

中学2年生の時から学生時代を通じて、そして今も趣味としてスケートボードを続けています。このことを周りの人に話すと「痛そう」とよく言われますが、その通り、実際痛いです(苦笑)。しかも何時間やっても技が決まらないこともざらにあります。しかし、痛い思いをしながらも挑戦し続けることで、新しい技を決めることができた時は今までにないほどの達成感を覚えることができます。この経験を通して得た、「リスクを恐れず挑戦し続けた先にしか成功はない」という教訓は、今の自分の糧になっています。

休日の過ごし方

今も週末は基本的にスケートボードを楽しんでいます。地元のスケートボード仲間と昼過ぎから滑り、夕方から居酒屋へ、最後にラーメンを食べて帰るという流れが良い気分転換になっています。