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Employee interview

エキスパートコース

サプライヤーから仕入れた原料が
お客様に届くまでのすべてを
担う責任とやりがい。

石川 秋桜子

Asako Ishikawa

2021年入社

食料本部 食品原料部 第1課

外国語学部 フランス語学科卒

※所属は取材当時のものです。

TOP -社員インタビュー

Q1.営業事務(貿易事務)の業務とはどういったものですか?

貿易事務は、サプライヤーにより商品(食品原料)が船で出港されてから、入港後お客様へ納品するまでの流れ全体の業務を担当してします。営業担当はもちろん、サプライヤー、倉庫、通関業者、お客様と幅広い相手との様々なコミュニケーションが求められる仕事です。

Q2.業務においてどんな役割を担っていますか?

営業担当者が海外のサプライヤーへ発注した分の船積み指示、出港後に船積み書類を受け取り、入港の準備、倉庫や通関業者への入港のスケジュールを連絡、日本へ入港後の倉庫への入庫、その後のお客様へ納品する前に発生するすべての業務を担当します。不良品が出た場合は、海上事故として保険求償したり、サプライヤーへ報告を上げたりするなど、商品が完全に手元から離れるまで幅広い役割を担っています。

Q3.ご自身の業務で難しいことなどはありますか?

私が仕入れから受注までの流れを担当している原料は、クリーミングパウダー、チョコレート、抹茶。それぞれ違う業務のポイントと難しさがあります。クリーミングパウダーはポーランドから輸入しているもの。英語でのやりとりがあるのが特に難しいところです。

Q4.具体的に印象に残っていることはありますか?

例えば、以前不良品が出た際にサプライヤーに求償するため、輸入運賃や倉庫の費用などをすべてリストアップし、請求書を作成して先方に送るということがあったのですが、このようなセンシティブな場面ではとりわけ誤解のないよう適切に伝える必要があり、英語でのやりとりに苦労しました。チョコレートは国内の仕入れで、サプライヤーの製造状況と、倉庫側の空き状況の調整が難しいところ。双方の間の情報伝達を行い、無事に当初の計画通り入庫できるとホッと胸を撫で下ろします。抹茶も国内の仕入れですが、これについては入庫から在庫管理、その後の受注業務まですべてを担っています。もっとも難しいのは在庫管理です。お客様のために在庫をある程度持っておく必要があるのですが、賞味期限が短いため、多く持ちすぎると廃棄することになり、当社の損失になってしまうため、予測しながらコントロールすることが必要です。

Q5.どんな時にやりがいを感じますか?

原料が商品に加工され、その商品が消費者に届くまでの流れを垣間見られることに面白さを感じています。自分が担当した原料に限らず、当課で取り扱う原料が使用された商品を店頭で見かけた時はうれしい気持ちになります。店頭に並ぶ前に発売情報が回ってくるので、「そういえば今日が発売日だな」と思ってお店に行くと、商品が販売されており、売れ行きが良いとさらに気分が上がりますね(笑)。
また、担当業務ではさまざまなイレギュラーな事態が起こりますが、サプライヤーや倉庫などと協力して無事解決でき、お客様や営業担当者から感謝された時もさらに大きなやりがいを感じます。

Q6.仕事において大切にしていることなどはありますか?

日々の業務で心がけているのは、+αの対応をすること。サプライヤーとお客様、サプライヤーと倉庫など、間に立ってやりとりをすることが多いのですが、ただ伝達するだけでなく、相手がほしいと思う情報を先回りして聞いておいて、その後の流れをスムーズに遂行できるようにしています。また、うまく対応できなかった時は反省点をあげ、業務フローを見直したり、マニュアルを更新するなど、次回似たようなことが起きた場合にうまく対処できるよう工夫しています。

Q7.今後の目標について教えてください。

担当商材や実務の知識をもっと深め、頼られる存在になりたいです。そのために業務中は常にアンテナを張り、知らない用語や疑問点はすぐに調べて、消化するようにしています。まだ従来のやり方を踏襲して仕事をしてしまいますが、今後は自ら問題点を見つけ、積極的に業務改善を行えたらと思っています。そしてゆくゆくは、今よりも海外サプライヤーとの関わりが多い部署も経験し、柔軟な対応力を身につけていきたいです。

Q8.ズバリ、片岡物産の魅力とは?

若手社員が安心して成長できる環境があることです。まだOJT期間中だった入社1年目の下期から、担当業務を持たせていただきましたが、中には難易度が高いものもあり、当初は自分の仕事ぶりに不甲斐なさを感じる日々でした。しかし、先輩方に一つ一つ丁寧にフォローしていただきながら、経験を重ねていくことで、徐々に自信をつけていくことができました。また、問題が起きた際、「どうしたらいいか、一緒に考えよう。チームで仕事をしているのだから、みんなで補い合えばいいんだよ」と言われた時には、本当にありがたい環境だなと実感。こうした環境だからこそ、臆せず自発的に考えて行動することができ、それが成長にも繋がっているのだと思います。

学生時代に熱中したこと

大学3年生の時、フランスに長期留学をしました。最初は語学学校に通い、そこではフランス人以外の様々な国籍の方々と知り合い、一緒に授業を受けたり遊んだりと、貴重な時間を過ごすことができました。また、大学の音楽サークルや新入生支援団体の活動を通して、多様なバックグラウンドを持つ方々と交流し、視野を広げる楽しさを知りました。元々交友関係を限定せずに、いろんな人と話したい、仲良くしたいタイプなんです。現在も社内外の様々な方たちと協力し合って仕事をしていて、大変なことも難しいことも多いですが、視野を広げたい私にとっては最高の環境だともいえます。

休日の過ごし方

基本的には、自宅でドラマや映画を観るなど、のんびりと過ごすことが多いです。コロナが落ち着いてきた最近は、友人と美味しいものを食べに行ったり、ジムで運動不足を解消したりと、アクティブに過ごすことも多くなってきました。また、先日、久しぶりに国内旅行に出かけたことで、再び旅行好きのスイッチが入り、次はどこへ行こうかと思いを巡らせているところ。海外旅行感覚を取り戻すために、最初の旅行先はハワイがいいかなと思っています。

※掲載の内容は取材当時のものです。